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健康な暮らしを学ぶ 目次

1)新建材の問題

シックハウスを生み出した新建材。
どうして新建材が使われるようになったか? 歴史をひもときます。

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2)住まいと空気の問題

住まいの空気は住まいが作る。
どんなに自然豊かなところに住んでいても都会の家と同じ空気?!

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3)シックハウスと健康の問題

シックハウスって他人事でしょ?」
なんて言ってられない現状が日本の住まいにはあります。

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4)新築とゴミの問題

新築を壊すとゴミがたくさん出るって知ってましたか?
日本の住宅環境の問題点を明らかにします。

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5)法律の問題

シックハウス対策法に潜む問題点。
法規制を守っても、家族を守れない?! その現状をお伝えします。

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6)今現在の住まいの問題

蚊取線香がそんなに危険なの!
知らなかった住まい落とし穴。身近なことでビックリ!!!

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7)アレルギー、アトピーとシックハウスの問題

成人までの10人に1人がアトピーだって知ってましたか?
身近にあるアレルギーアトピー問題。

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8)ケミレスタウンプロジェクト

最新のシックハウス対策の国の注目プロジェクト。
多数メディアでも取り上げられているプロジェクトです。

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新建材の問題

 戦後、高度経済成長をむかえ、日本は豊かになりました。そこで求められたのは合理性です。良いところももちろんありましたが、周知のとおり、環境破壊などが進んだのも事実です。その1つの結果が公害病です。有名なところは下記の4つです。

・水俣病
(熊本県水俣湾で発生したメチル水銀による水質汚濁を原因とする)

・第二水俣病
(新潟水俣病:新潟県阿賀野川流域で発生したメチル水銀による水質汚濁を原因とする)

・四日市ぜんそく
(三重県四日市市で発生した主に硫黄酸化物による大気汚染を原因とする)

・イタイイタイ病
(富山県神通川流域で発生したカドミウムによる水質汚濁を原因とする)
 
 そして、現代にも残っているものとしてはアスベストです。今大変問題視されていますが、もとをたどると、1960年代から危険性が指摘されていましたが、日本では対応が遅くなり、今でも問題として残っています。

  アスベストの加工工場の労働者や周辺住民、建物の吹き付け防火材の施工業者などにからの飛散によって、中皮腫や肺ガンの発病が多くみられるといった状況です。これは、防火のために使用していたアスベストがこれらの病の原因と考えられています。

  大きな話しをしましたが、現代のシックハウス症候群も同じです。合理性、便利さを安易に求めた結果だと思います。何故このような経緯をたどってしまったのか? それを日本の伝統的な左官の歴史を例にとってご説明します。

  日本には古くから土壁を使ってきました。竪穴式住居から高床式住居に移行した時、壁が必要になり、そこから左官の歴史ははじまります。簡単にいうと、土壁から聚楽壁、漆喰壁に移行しました。聚楽壁というのは、京都の特定の地域で採れた土で仕上げた壁をいいます。この技術が飛躍的に伸びたのは江戸時代です。防火性から蔵が生まれ、茶の湯の世界から意匠性が生まれました。

  その後、開国、明治、大正、昭和と歴史は流れ、戦争があり冒頭に上げた合理性の時代になりました。左官の歴史はというと、漆喰壁は壁紙(塩ビのクロス)にかわり、聚楽壁は聚楽風の壁、繊維壁にかわりました。便利だったからです。左官の伝統の多くはここで失われました。

  私も含め、多くの方が「塗り壁はポロポロ落ちてきて困る」と思ってないでしょうか。これは実際は間違いです。本来の伝統を引き継いだ左官で仕上げた漆喰、聚楽の壁はポロポロ落ちてくることはありません。

  戦後、簡易な方法での施工がこのポロポロ落ちる壁を生み出しました。それが厄介だったので多くの壁は塩ビのクロスになりました。または、接着剤で固められた塗り壁に変わりました。これはポロポロは落ちてきませんが、接着剤で固めたことにより新たな問題が出てきました。

  化学物質で作られた接着剤を使った建材や化学物質を使い作られた建材。これが新建材です。大量に生産することができ、見た目にも綺麗です。高度経済成長期に新建材を使わなかった家はほとんどないでしょう。たくさん家を作る必要もありましたし、より便利で使いやすい建材が求められてもいました。そんな時、この新建材は大変都合がよかったのです。

  そして、シックハウス症候群を生み出したのです。化学物質を使った接着剤。つまり、ホルムアルデヒトを使った接着剤は、安価で強度のある新建材を作るのに適していました。また、例えば塩ビの壁紙を早く強く貼り付けるのに適した接着剤でした。しかし、そのホルムアルデヒトが人体に悪影響をきたしシックハウス症候群を起こす一つの原因になりました。

  塩ビのクロスは塩化ビニールに可塑材という油を混ぜて柔軟性を持たせた壁紙です。紙にそのやわらかくなった塩化ビニルを吹きつけて作ります。紙には虫に食われないように有機リン系の農薬を染み込ませます。それをホルムアルデヒトで作られた接着剤で家中に貼るのです。洗面所などに使われるクッションフロアーも同じ塩ビ製品です。

  床には合板のフローリングを貼ります。合板とは材木を桂剥きした薄い木(ベニヤ)を何層にも接着剤で貼り合せ強度のある板にしたものです。その合板の一番上には綺麗な木材を貼り、水が入り込まないように表面にウレタン塗装を施し、見た目をよくしたもの。これが合板のフローリングです。
 今、皆さんの家の部屋の表面に見える建材はどうですか。塩ビのクロス、合板の床。新建材が使われていると思います。目に見えないところには接着剤が使われています。今の日本の家の実状です。この様に作られた家が健康なはずはありません。

  だからこそ、この新建材の普及と共に、シックハウス症候群の問題が出てきたのです。

また、現在この新建材の使用によるシックハウス症候群と診断される多くの方が、化学物質過敏症と診断される方も多くなっています。これは、人間が許容量以上の化学物質を体内に蓄積してしまった結果引き起こされる症状です。

  こういった住まい、家、リフォーム、新築をするためにはいからモダン物語が存在します。たくさんのリフォーム新築の施工事例はこちらです。

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住まいと空気の問題

 さて、前回はゴミの問題を取り上げました。その中で新建材の話に少し触れました。今回はこの新建材と住まいの空気についてさらに深くお話ししようと思います。

  新建材の一番大きな問題は化学物質を使って作られているということです。つまり、人体にとって良くない物質が使われているということです。戦後、高度経済成長期にこの新建材が使われ、家がどんどん建ちました。そして、この新建材が一因になり、90年代後半から表面化してきた問題が、シックハウス症候群です。

  新建材を使うようになり、家の性能が上がり、高気密高断熱になりました。すると、揮発した有害な化学物質が家の外に出ていかなくなりました。すると、住まいの空気が化学物質まみれになり、人の体内に取り込まれる割合が多くなったのが原因です。

  今ではこんな話しをよく聞くようになりました。
新築のマンションを購入しようと考えていて、新築のマンションの見学会に行った。部屋に入って30分もたたないうちに、目がちかちかしたり、のどが詰まるような感じがしたり、気分が悪くなった。マンションだけに関わらず、新築の住宅展示場でもこういった話しをよく聞きます。

  何故でしょうか? 人は1日にやく2〜3キロの食物を摂取すると言われています。それにたいして、空気は20キロ。部屋の大きさにして4畳半くらいの空気をすったりはいたりしています。

  食物は胃で消化され、腸で吸収され、肝臓でろ過されてはじめて体内に栄養分などが取り込まれます。それに対して、空気ははいの毛細血管から直接さまざまな物質が体内に取り込まれます。つまり、空気は影響がダイレクトで、量が多いということです。

  だからこそ、住まいの空気は大切なのです。空気環境をよく保つには、新建材をはじめとした、化学物質が揮発するような建材はなるべく使わないことが大事です。はじめから、シックハウス症候群の原因になりうる環境を作らないということです。

  そのためには、新築リフォームをする時には建材などについて学んでから取り掛かるということが大切です。

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シックハウスと健康の問題

 シックハウス症候群という言葉を知らない人は、ほとんどいません。ところが、シックハウス症候群がどんなものか? という質問になると答えられる人は少ないです。言葉の認知と内容の認知にズレがあるのが今の現状です。

  シックハウスは自分に関係ないと思っている方がほとんどだからだと思います。しかし、実際シックハウス自体は減っていないのが現状です。

  正確にいうとシックハウス症候群に気づいていない方が多いのではないか、と考えられます。シックハウス症候群の症状はアレルギー症状です。一つ一つ見るとシックハウス症候群と判断するのは難しいです。

  先日、こんな相談がありました。「シックハウス症候群みたいなんですがどうしたらいいですか?」

  話しを詳しく聞くと、引越しをしたらなんだか、体調が悪い。鼻がぐずぐずして、目がしょぼしょぼ、喉もむずがゆい。症状を並べてみると、すぐシックハウス症候群だ。とわかるのですが、鼻がぐずぐずするなぁと感じていくのは耳鼻咽喉科。目がしょぼしょぼするなぁと感じていくのは眼科。喉が変だなぁと感じていくのは行くのは内科。

  そうなると、それぞれで診断が下されます。だいたいが、アレルギーですねということで薬も処方されます。シックハウス症候群と診断される可能性が低くなります。そうすると、自分はアレルギー体質なんだ。となってしまいます。

  ここで、シックハウス症候群なのではないか? と自身で気づくのはなかなか難しいようです。冒頭の話も、知人の方と「最近調子が悪いのよ」と話していたところ、知人が「それ、シックハウス症候群なんじゃない?」というところで、ご自身も気づかれたようです。

  シックハウス症候群の症状がすすむと、深刻な問題を引き起こします。中枢神経障害を起こします。化学物質過敏症と診断されます。あまり知られていませんが、この検査は眼科で行われます。眼球の動きに中枢神経が侵されている症状が出るからです。

  また、このシックハウス症候群と診断された方の多くが化学物質過敏症とも診断されます。

  複合的なアレルギーの症状が出ている場合は、シックハウス症候群ではないかと疑ってみることが、大事だと思います。

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新築とゴミの問題

 昨今、地球環境の悪化のひとつとしてゴミの問題があげられることが多いです。そのため、ゴミの分別など、リサイクルをはじめとした取り組みが行われています。一個人としては、ゴミの分別、リサイクルなどで貢献している方も多いと思います。しかし、日本におけるゴミ問題は複雑な要因と絡みあり存在しているのが事実です。

  今回はこれを住まい。特に新築に絞ってみてみたいと思います。日本の住宅は30年に一度建て替えるという流れがあります。

  この流れで考えますと、これから25年で建て壊す家が140万戸あるそうです。家を1つ取り壊すと何トンのゴミが出るかご存知ですか? 平均で約80トンと言われています。おそらく、一世代の家族が一生のうちで出すゴミで一番大きなものではないでしょうか?

  また、戦後の高度成長期に建てられた家には新建材が多く使われています。自然のものではなく、人工的に作られた建材です。その代表格が塩化ビニール性のクロスです。いまだに、多くの新築リフォームで使われている材料ですが、この塩化ビニール製のクロスは燃やすとダイオキシンが発生します。埋め立てても腐らず、環境ホルモン物質の疑いがある化学物質が揮発しています。

  くわえて、基礎の部分に使われているコンクリートは埋め立てることしか出来ず、80トンのゴミのうち、約半分を占めるといわれています。家を壊すと、埋め立てることしか出来ないゴミが40トンも出るわけです。

  この様に新築を30年に一度建て替えるということは、多くのゴミとそれにまつわる問題が発生するということなのです。この解決策としてリフォームがあります。くわえて、新建材を使わない新築リフォームをすることが大事なのではないでしょうか?

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法律の問題

 新建材の普及が引き起こした問題。シックハウス症候群です。そのため、法律が制定されました。シックハウス対策法です。2000年に国土交通省が全国調査を実施しました。すると、厚生労働省が定めた指針値(ガイドライン)をオーバーしている家が4件に1件でした。

  これは大問題ということになり、法律の制定が急がれました。そして出来上がったのがシックハウス対策法です。2003年7月1日着工分からの新築物件が規制対象になりました。以下がその規制内容です。
@原因となる化学物質の使用規制
   ・ホルムアルデヒド・・・使用制限
    F☆☆☆ → 床面積の2倍まで
    F☆☆☆☆→ 面積制限なし
   ・クロルピリホス・・・・・使用禁止
A換気設備の設置義務化
 大きくは2点。シックハウスの原因となる化学物質の使用制限、あるいは禁止。換気システムの設置の義務化です。この法律によって、シックハウス症候群は激減するはずでした。

  ところが、現実はそうなっていません。法律制定以前、多くのメディアでこのシックハウス症候群が取り上げられました。そして、法律が制定されるとシックハウス症候群の話しがメディアにあがることが少なくなりました。法律ができたことで安心してしまったのです。しかし、現実には減っていないのです。こんなデータがあります。
 
 日本人で何らかのアレルギーを持っている人は全人口の37〜38%。
 
 これはシックハウス対策法施行前後でかわっていません。成人までの10人に1人がアトピーであるというデータも出ています。シックハウスアトピーの一因であることは分かっていることです。

  この理由は簡単です。厚生労働省がシックハウス症候群になる危険性のある物質として、指針値を定めたものは、13種類です。もうお分かりだと思いますが、先にあげた法律で使用禁止、使用制限がかかった化学物質は2種類です。11種類は野放しの状態なのです。

  しかも、使用禁止になったクロルピリホスはよいとして、ホルムアルデヒトは使用制限であり、完全に使用禁止になったわけではないので、いまだに使用されています。これもシックハウスが減らない原因の1つです。

  ホルムアルデヒトの使用制限の基準でF☆☆☆☆という基準があります。この基準は建材そのものの販売基準であり、出来上がった家自体のホルムアルデヒトの発散量を見た基準ではないのです。

  その結果、出来上がった家が0.08ppmという厚生労働省が定めた指針値の倍になるという家が出来上がることも稀ではありません。簡単にいうと、床と壁と天井にF☆☆☆☆の建材を使うと、足し算でF☆☆☆☆以上の家ができてしまうということです。

  ちなみに、0.08ppmとはお風呂に目薬を2滴ほどたらしたごく微量のホルムアルデヒトを使ってよいという基準です。使用するそれぞれの建材が法基準を満たしていたとしても、それが積み重なると、家そのものとしては法基準以上の家ができてしまう可能性があるのです。

  今の現状では法規制を守っても、健康な家はできません。法規制以上の配慮をしていかなくてはなりません。

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現在の住まいの問題

 新建材を使った家にはシックハウス症候群になる危険性があります。新建材そのものの問題、法規制の問題。複雑に問題が絡み合って健康な暮らしを妨げています。さらに視野を広げて、住まいの問題を見てみたいと思います。

  日本の住宅は新建材を使われるようになるのと並行して、高気密高断熱になってきました。家としての性能が上がることはよいことでしたが、新建材を使ったことで、家の内部の化学物質に汚染された空気が高気密性により、外気と入れかわることがなくなりました。そのこともあり、24時間換気システムの設置が義務付けられたのですが、真冬に24時間換気をする人はほとんどいません。

  このことが、シックハウス症候群を促進した一因です。

  また、化学物質は新建材からだけ揮発しているわけではありません。身近にも様々な危険性があります。

  毎日皆さんが使っている掃除機を考えてみましょう。多くの掃除機にゴミをためるためにパックがついています。抗菌、防虫のために薬剤が使われています。その抗菌剤、防虫剤は掃除機が使われると、部屋中に撒き散らされます。ゴミはなくなり、部屋は綺麗になりますが、空気は汚染されます。

  衣替えで使うのが防虫剤です。これは除虫菊がもともと主成分として使われていましたが、今はパラジクロロベンゼンです。除虫菊のにおいは香料です。ベンゼンは劇物です。発ガン性が実験で認められている化学物質です。20度以上になると気化して人の呼吸から体内に入ります。直接的には、目や皮膚、気道に刺激を与えます。体内に入ると、中枢神経にまで影響を与えます。衣類は無事でも、体に害がある物質です。

  家具もまた問題です。合板が多く使われています。この合板に規制はありません。シックハウス対策法施行以前の木材が使われていてもよいのです。組み立て式の家具を買ってきた時、梱包を開けた時のにおいは、接着剤のにおいです。その他、マンションの備え付けの家具やクローゼット、建具などもシックハウス症候群の原因になる化学物質が揮発しています。

  その他にも蚊取り線香、カーテン、ハウスダスト、煙草など身の回りにある様々な物質も住まいの空気を汚染します。

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アレルギー、アトピーとシックハウスの問題

 日本人のアレルギー比率が年々高くなっています。その中でも、深刻なのがアトピーの問題です。今、成人までの10人に1人がアトピーであるという統計データが出ています。子供のアトピー比率はますます増えています。

  原因は様々考えられますが、住まいも関係していると考えられます。シックハウスも原因の一つだと考えられます。

  アレルギーアトピーをかかえている人は食事制限などをしている方が多いです。これは食べてはダメ。飲んではダメ。特にお子さんがアレルギーアトピーの親御さんの苦労は大変なものです。ところが、食に対して気を使っている方は多いのですが、衣と住に関して気をつかっている人は少なく感じます。

  こんな話しを聞いたことがあります。2歳のアトピーを持つお子さんと一緒にタクシーに乗った時のことです。お子さんがぐずり出し、みるみる顔が真っ赤になり、汁が出てくるほど突然アトピーが悪化したというのです。

  これは、空気が関係しています。人は1日2キロの食物を食べます。食物は胃で消化され、腸で吸収、肝臓でろ過され体内に取り込まれます。それに対して空気は1日20キロを吸い込みます。体内に入った空気は肺の毛細血管から直接体内に取り込まれます。食物に対して空気は、量が多く、影響がダイレクトなのです。

  つまり、タクシーの中に芳香剤やその前に乗った人の煙草など目に見えない化学物質が充満していたことが考えられます。アトピーを持つ2歳の小さい子供にとってこれは致命的です。肺から入ってきた化学物質が全身に周りアトピーを短時間で悪化させたのです。

  さて、住まいを考えてみましょう。多くの時間を過ごす住まいの空気を作っているのは、家の床や壁や天井などに使われている建材です。一見、リビングなどが大事に思われますが気をつけたいのは、寝室など寝るお部屋です。

  寝ている時間は6〜8時間と家にいる時間の大半を過ごします。しかも、寝ている時は免疫力が落ちているからです。

  配慮をおこたると床、壁、天井などに使われている建材から化学物質が絶えず揮発している状態に身をおくことにないます。

  いわゆるシックハウスです。シックハウスアレルギーアトピーを悪化させる一因になります。アレルギーアトピーを悪化させないためには食だけでなく、住にも気を遣わなくてはなりません。

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ケミレスタウンプロジェクト

 みなさん、「ケミレスタウンプロジェクト」って知っていますか?

  あまりなじみのない言葉ですね。千葉大学が中心になって、行っているプロジェクトです。

  新築の建物の中で建材から揮発する化学物質などに反応し、頭痛やめまいなどを生じる「シックハウス症候群」に対して、一番最先端の取り組みをしているプロジェクトです。
 
 ケミレスタウンプロジェクトでは、シックハウスを疑われる子どもの患者さまとそのご家族を対象に、化学物質を低減した「居住施設群」を千葉大学環境健康フィールド科セミナー(千葉県柏市)内に建設しています。
 
そして、患者さまとその後家族が実際に数週間から数ヶ月住み、症状改善を実証し、今後の生活環境の指針を得ることを目的とした実証実験を行うためです。
 
 実験結果は、今後開発される千葉県東葛地域の新しい街づくりに生かされます。シックハウス症候群と人の健康に関わる大事な取り組みです。

  多くのメディアに注目されるなか、今実験実証棟が着々と建てられています。
 
※詳しくはコチラ ⇒ 千葉大学環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター


法律を守っても、シックハウス症候群が発祥してしまう現実を見据え、国としての取り組みがはじまっていることはとっても大切なことです。