住まいと空気の問題
さて、前回はゴミの問題を取り上げました。その中で新建材の話に少し触れました。今回はこの新建材と住まいの空気についてさらに深くお話ししようと思います。
新建材の一番大きな問題は化学物質を使って作られているということです。つまり、人体にとって良くない物質が使われているということです。戦後、高度経済成長期にこの新建材が使われ、家がどんどん建ちました。そして、この新建材が一因になり、90年代後半から表面化してきた問題が、シックハウス症候群です。
新建材を使うようになり、家の性能が上がり、高気密高断熱になりました。すると、揮発した有害な化学物質が家の外に出ていかなくなりました。すると、住まいの空気が化学物質まみれになり、人の体内に取り込まれる割合が多くなったのが原因です。
今ではこんな話しをよく聞くようになりました。
新築のマンションを購入しようと考えていて、新築のマンションの見学会に行った。部屋に入って30分もたたないうちに、目がちかちかしたり、のどが詰まるような感じがしたり、気分が悪くなった。マンションだけに関わらず、新築の住宅展示場でもこういった話しをよく聞きます。
何故でしょうか? 人は1日にやく2〜3キロの食物を摂取すると言われています。それにたいして、空気は20キロ。部屋の大きさにして4畳半くらいの空気をすったりはいたりしています。
食物は胃で消化され、腸で吸収され、肝臓でろ過されてはじめて体内に栄養分などが取り込まれます。それに対して、空気ははいの毛細血管から直接さまざまな物質が体内に取り込まれます。つまり、空気は影響がダイレクトで、量が多いということです。
だからこそ、住まいの空気は大切なのです。空気環境をよく保つには、新建材をはじめとした、化学物質が揮発するような建材はなるべく使わないことが大事です。はじめから、シックハウス症候群の原因になりうる環境を作らないということです。
そのためには、新築、リフォームをする時には建材などについて学んでから取り掛かるということが大切です。
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